コンデンサにプリント配線板の設計・試作から量産までエレクトロニクスパーツを世界の製品にご提供します。



 当連結会計年度(平成27年1月1日〜平成27年12月31日)のわが国経済は、政府や日銀の経済政策等の効果がみられるほか、米国経済の回復傾向が継続し、欧州も景気が回復基調で推移しました。しかしながら、中国及び新興国 経済の減速や原油価格の下落などから先行き不透明な状況が続いております。
 当社の主要分野である車載関連におきましては、北米や欧州が好調に推移したものの、日本においては生産減の影響で前年同期に比べ需要が減少いたしました。

 このような状況の中で当社グループの当連結会計年度の業績は、連結売上高308億4千2百万円(前期比2.2% 減)、連結営業利益3億4千4百万円(前期比24.2%減)、連結経常損失4億7千7百万円(前期は連結経常損失 1億1千2百万円)となり、特別損失に独占禁止法関連損失を計上したほか、繰延税金資産の一部を取り崩したことなどにより連結当期純損失19億7千5百万円(前期は連結当期純損失5億6千5百万円)となりました。

 当社グループは、利益体質の強化を図り、世界規模の生存競争に勝ち残る成長戦略を加速していくべく、車載・産業機器・通信関連への注力、高付加価値製品の開発販売強化、高信頼性を維持向上させながらグローバル拠点を拡充、必要リソースを相互活用できる事業提携推進、コスト競争力の強化に取り組んでまいります。

 コンデンサ事業におきましては、中期計画の目標以上に業績が進行しているほか、新規車載関連顧客の獲得も進んでいることに加えて資本・業務提携先である太陽誘電株式会社の販売網を活用した当社製品の販売が開始されております。当社グループの主力市場である車載関連分野における更なる電装化による製品需要増加を確実に捕えていくため、海外工場の車載向け製品の生産能力増強を実施したほか、青森工場では今年度より導電性高分子ハイブリットアルミ電解コンデンサの製造販売を開始し受注が拡大しております。また、更なる生産性改善及び合理化を目的とした工場リノベーションがタイ工場は既に完了しコスト低減効果が表れており、マレーシア工場も3月完了予定となっております。グローバルな販売の拡大、コスト低減等に取り組むとともに太陽誘電株式会社とのシナジー効果を加速させ事業の拡大を進めてまいります。

 プリント回路事業におきましては、赤字の要因である海外生産子会社の業績改善に向け生産性・品質改善・コスト低減のための諸施策を実施してきた結果、業績は第3四半期後半から確実に回復傾向が続いており、更なる改善諸施策を進行中であります。また、車載関連顧客の海外生産拡大に伴う製品需要増加に対応するための生産体制増強及び生産性向上を目的とした工場リノベーションも2月に完了し3月から本格稼働に入る予定となっております。国内工場においても合理化・生産性改善を抜本的に進行させる構造改革を進めてまいります。第3四半期経営成績 に記載した国内人員の年内60名の削減予定は85名の削減となりました。この削減人員も含め、本年も合理化のための革新的な設備導入などにより、生産性改善を進めながら3月末までに前年ピーク人員の20%削減を進めております。一方では、今後の事業拡大に向けた車の予防安全機能に使用される基板の拡充、インド市場への事業展開を実施しております。これらによるコスト低減と車載関連需要を確実に取り込み早期に黒字化を目指し事業の拡大を進めてまいります。

 当社グループは、全事業部門にわたりグループの連携を強化し、国際的視野に立った連結一体経営を進めていくとともに、コンプライアンスや環境問題につきましても、企業が果たすべき社会的責任と認識し、積極的に取り組んでまいります。


代表取締役
吉田 秀俊

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