導電性高分子ハイブリッドアルミニウム電解コンデンサは以下の流れにて製造されます。
1.裁断
陽極箔、陰極箔および電解紙について定尺の原反から規定の幅に裁断する。
2.端子付け
陽極箔および陰極箔に電極引き出しの目的でリードをかしめもしくは超音波溶接にて接続する。
3.巻き取り
陽極箔と陰極箔の間に電解紙を挟み、両電極箔を隔離して巻き取る。この巻き取られた状態を素子と呼ぶ。
4.含浸
素子に電解質(導電性高分子+電解液)を減圧等の方法で含浸する。
5.組立
含浸済みの素子に封口ゴムを取り付け、ケースに入れて封止する。
6.エージング
規定の電圧を印加して、裁断面 および化成皮膜の欠陥部分に陽極酸化皮膜を生成させる。
7.表示印刷・端子加工
定格電圧、静電容量、極性などをコンデンサに印刷及び、SMD対応する為の端子加工を行う
8.検査
特性検査および外観検査を全数行い初期不良品を排除する。